クリスマス・ワークショップ「ピパリ-パペリ-パヤ」が2023年12月2日から始まりました。

ムーミン美術館のアトリエにてクリスマステーマのワークショップがオーブンし、アトリエがクリスマスムード一色になりました。

短編集『ムーミン谷の仲間たち』の中の『もみの木』というお話をご存じですか？ムーミンたちは冬眠するのが常のため、クリスマスというものを知りません。冬眠中に突然起こされ、だれもかれもがクリスマスの準備にあたふたしているのを眺めつつ、自分たちなりのクリスマスを祝おうと準備に勤しみます。そこにはユニークなクリスマスのアイデアがいっぱい。さて、ムーミンたちが初めて過ごすクリスマスとは？

ピパリ-パペリ-パヤ – ワークショップのアイデアは、『もみの木』のお話の中でクリスマスツリーの伝統を知らないムーミンたちが、自分たち流にツリーを飾り付けるエピソードが基になっています。たとえば、ムーミンママの衣装棚に入っていた美しい素材や色のものを利用し、リサイクルしながら飾りを作っています。ムーミンたちのそんなリサイクル精神がこのワークショップの神髄となっています。リサイクルペーパーからパルプを作り、そこからツリーのオーナメントを作っていきます。ここではジンジャーブレッド用の型を利用して紙を漉き、ムーミンママ、スナフキン、ニョロニョロ、あるいはモランなど好きなキャラクターを作ってみましょう。

クリスマス前はその準備に追われ何かと慌ただしいものですが、ムーミン美術館で『もみの木』のお話に基づいた立体作品でクリスマスツリーを眺めたり、アトリエで紙漉き体験をしながら、ストレスフリーのひと時をお楽しみください。

ピパリ-パペリ-パヤ – ワークショップはフィンランドのクリスマス行事の日程に合わせて、アドヴェントの一週目から公現祭まで開催されます。また、アトリエを除くムーミン美術館内は通常通りの展示となっていますので、クリスマスを祝う習慣のない文化圏の方もぜひご来館ください。

ピパリ-パペリ-パヤ  – ワークショップ：2023年12月2日～2024年1月7日

ノンストップ・ワークショップ開催時間：美術館開館日毎日12～16時（貸切時を除く）

参加料金は入館料に含まれています。

年齢を問わずどなたでもご参加いただけます。