ムーミン美術館のワークショップで、製本技術に挑戦

頭の中で様々な思いや詩的な感情、あるいは何かに挑戦したい気持ちや大切な思い出など、色々なアイデアが浮かび、それを形にしたいと思っても、その方法を思いつかないことがあります。そんな時、何をすればよいか、答えは簡単、自分だけの本を作る!

ムーミン美術館のアトリエで開催中の春のワークショップでは、昔ながらの製本技術を学ぶことができます。インストラクターの案内で、簡単な製本技術を使ってノートブックを作ってみましょう。ノートブックは、メモ帳、レシピブック、スケッチブック、あるいはプレゼント用などに利用できます。一度この技術を習得すれば、自宅にある不要な紙や余った壁紙などを使って自分ならではの本作りも気軽にできるようになりますよ。リサイクルに創造性を取り入れてみましょう。

まず表紙用の紙を選び、本文用の紙を挟んで束ね、糸で綴じて製本します。表紙に「題せん」と呼ばれる本の題名用のラベルを貼れば完成です。また、トーベのように本に献辞としてムーミンのキャラクターを描いてみてはいかがですか?自分の創造性を発揮して、出来上がったノートブックに文章を書いたり、イラストを描いたり、あるいはスケッチブックや自由帳として思いのままにご利用ください。

このノンストップ・ワークショップは、美術館開館日(貸切時を除き)12-16時にオープンしています。ワークショップへの参加に別料金は必要ありません。ハンディクラフト経験や年齢を問わず、どなたでもご参加いただけます。

完成したノートブックの利用方法が思い浮かばなかったら、ムーミン美術館のオブザバトリーで開催中の企画展「トーベの本棚」に足を運んでみてください。トーベが所蔵していた本に描かれたイラストや貼付けられている蔵書票はインスピレーションの宝庫。トーベは、贈呈した本の見返しやとびら部分に、献辞の言葉やムーミンのイラストを記していました。トーベのように献辞を書いてみるのはいかがですか。

このワークショップで使用している壁紙は、壁紙、テキスタイルショップ、Pihlgren & Ritola とSeinäruusuからの寄贈によるものです。